pixivのインターンに行ってきた話
8/31~9/11まで、pixivのインターンシップ、「pixiv 2015 SUMMER BOOT CAMP」に参加してきました。 以下はその体験記です。
参加するまで
実は当初はてなのインターンに参加を検討していました。 ですが、大学の課外授業が被っているせいでこれは諦めることに。 他社のインターンで面白そうなところを検討したところ、2週間という比較的長めの期間、 体験記を調べてみて面白そうだったこともありpixivに応募してみると通ったという経緯がありました。 交通費宿泊費が会社負担というのも大きかったです。
業務内容
主にスマートフォンアプリの開発をやりました。 初日に一班6人程度の班に別れ、(計4班)10日間に渡ってアプリの企画、開発を行いました。 チームの内訳は一般職2人+エンジニア3~4人+デザイナー0~1人という感じです。 テーマは「一日X回(なるべく多い回数)起動されるアプリ」ということで、各チームが基本自主的にアプリを制作し、 チームに割り振られるメンターの社員2人(総合職1名とエンジニア1名)のフィードバックを受けつつ開発を進めていく感じでした。
総合職(ピクシブ用語では一般職)に対しては スライドの作成、プレゼンテーションの方法であるとか、広報企画などについて、的確なアドバイスをいただきました。 また、エンジニアに対しても実装の細かなところからUIデザインをどうすべきかといったことまで助言をいただけました。 そういったフィードバックや、チームで2週間、いい雰囲気、すなわちよりよいコミュニケーションを取りつつ 開発していくための空気、そういうものを作っていくための施策とか、そういったところにはとても力を入れているように見えました。
これだけだと通常の業務からは距離があるように見えますが、講義という形で事業内容や、pixivで使われている技術についての話などもあり、 社内の会議にも参加するなど、完全に業務と関わりがないというわけではありません。 あと業務の一貫としてpixiv Spotlightの記事を作成する、ということもやりました。
もっと具体的に
Androidアプリの開発をやりました。一言でいうと「コーデに困っている人がアドバイスを貰えるアプリ」です。 スクリーンショットとかは著作権的にチームのメンバーの許可やら何やらが要りそうな気がするので今はなしで
開発環境
基本持ち込みで貸出もあります。 MacBook (Air|Pro)率はやっぱり高かった。
開発の様子
Githubのprivate repositoryをもらってそこで開発。 Issueとかを追えるように総合職の人にもGithubは一応触ってもらっていました。 余談ですが、総合職の人がテストで立てた「生きる」というIssueがCloseされたときは何事かと思いました。
僕がやったのはサーバーサイドですが、仕事が少なかったので半分くらいはクライアント側(Androidアプリ)の開発もやっていました。 FuelPHPをゴリゴリ書きました。
コミット数はマージコミットを入れずに180回くらい、チームで書いた行数は自動生成されたものを含めて5000行程度でした。 サーバーサイドは実質400行程度しか書いていないので割愛。
結果
優勝ならず…に終わってしまいました。 ドッグフーディングではUIデザインなど、割りと好感触だったのですが、最終発表の後、 コーディネートを評価する側、評価される側の動機づけが根本的に弱いのでは といった意見をいただいたりしました。 実際の業務と同じ視点で、厳しい評価をいただけるというのもまた、このインターンの良い所だと思います。 僕としては学ぶところの多いインターンとなったし、興味深い人たちと交流することができ、 行ったかいがあったと思っています。
お世話になった方々、ありがとうございました。
笑顔の絶えない、アットホームな開発環境になりました。(本当に)
余談
インターンをこれだけ取る理由
pixivの社員数は2015年5月1日時点で92名ですが、インターン参加人数は二十数名とだいぶ多いです。 経済的にも人員的にも結構な負担ではないかと思います。 これだけの人を取る理由を片桐社長にお伺いしたところ、優秀な人が多かったというのと、 間接的にしろpixivと関わるかも知れない人にpixivという会社でいい体験をしてもらいたかったから、という理由だとおっしゃっていました。
オフィスの雰囲気
pixivのオフィスの雰囲気はこんな感じです。
こちらはひとつ前の古いオフィスの方ですが、雰囲気はほぼ変わらず。
こういった遊び心満載のオフィスを覗くのははじめてでした。楽しく仕事ができる雰囲気でした。
フリードリンク
pixivのオフィス、なんと飲み物が無料です。 お茶や缶コーヒーとかが取り放題で、大変お世話になりました。 なんとそれだけではなく、みそ汁も飲み放題となっておりました。
pixiv、味噌汁サーバーあるのとても素敵(´ω`) pic.twitter.com/oRIPP000uG
— Yuji (@yuji_tsukuba) 2015, 9月 8
みそ汁が飲み物の範疇に入るかは議論の余地があると思われますが、pixiv内ではみそ汁は飲み物となっているようです。
これがチームメンバーに大変好評で、毎日のKPT(反省会)に 必ずフリードリンクとみそ汁についての話題が出されていました。